はじめに

地球温暖化に伴う気候変動により、日本では、将来の年降水量、降水強度及び日降水量が、ほとんどの地域で増加する傾向にあることが報告されています。
豪雨頻度や降雨強度の増加は畑地や未植生地の土壌侵食を加速させるため、将来、畑地や森林土壌からの土砂の流失とそれに伴う周辺水域の土砂堆積や水質汚濁が一層深刻化することが懸念されています。(1)

ハイドロマルチ®はアメリカで開発された最高品質の侵食防止製品です。
天然素材(ワラ、コットン)を原料としており、ランダムに組み合わさった天然繊維が施工直後から優れた侵食防止効果を発揮します。
また、植物の成長を促進する十分な保水性と吸水性を持ち、植生被覆による長期的な侵食防止の確立に役立ちます。
ハイドロマルチ®はワンステップ施工で高品質な侵食防止と緑化を実現します。

ハイドロマルチイメージ

開発の背景

ハイドロマルチ®は
アメリカ合衆国砂防技術審議会において、農地の拡大とともに深刻化する土壌侵食をローコストで効果的に防止する目的で、緑化吹付けの画期的な侵食防止技術として開発されました。
ハイドロマルチ®は、施工直後の高い侵食防止効果と長期的な植生被覆による砂防効果を同時に実現できる侵食防止技術であり、アメリカ合衆国砂防技術審議会では業界標準の品質と試験基準の確立に力を入れています。
ボンテラハイドロマルチ®はアメリカ合衆国で開発されたハイドロマルチ®を日本の緑化工事向けにカスタムブレンドしました。

製品概要

Hydromulch Type:HY-J1

【素材】
Straw(麦稈) 69.5%
Cotton-Plant Material(綿) 29.5%
Tackifier(粘着材) 1%
Color 着色なし(オーガニック)
Packaging:Bag Weight(袋重量) 約23kg/袋 (50.7 lbs)
Bag Size(袋寸法) 425×225×650㎜(17" x 9" x 26")
製品概要イメージ

短時間・ローコストで侵食対策と植生の確立

  • 侵食防止と植生の確立をワンステップで実現
  • 簡単施工
  • 施工時間短縮
  • 合成繊維を含まない
  • 種子の発芽率の向上
  • 速やかな植生被覆を確立
  • 木質系の被覆材に比べてCN比が低い
  • 優れた吸水性と保水性で乾燥防止
  • 従来の吹付作業機械の使用が可能
  • タンク内に残りにくく、洗浄が容易
ハイドロマルチイメージ

使用方法

500~600ℓの水に対して、ハイドロマルチ®1袋(約23kg)が標準です(1㎡あたり0.17㎏)。
必要に応じて、種子、肥料をタンクに投入し良く攪拌します。
通常5㎜~10㎜厚で100㎡~130㎡の施工が出来ます。